最適な歯磨きの回数と歯ブラシの重要性

こんにちは。春山です。

 

 

虫歯・歯周病予防につながる歯磨きは、1日に何回すればいいのでしょうか?

これに関してはさまざまな説があります。

 

その中でもっとも理想的とされるのが1日3~4回。毎食後と就寝前に歯磨きを行う計算ですね。

 

ただ、営業など外出の多い人は昼食時が難しい人も多いかもしれません。

そこで、今回はウミガメ株式会社の実施したオーラルケアに関するアンケート結果からわかることについて書いていきます。

 

参考

https://teech.jp/column/sonohoka/285

 

目次

男性より女性の方が意識が高い

 

20代~40代の男女300人に昼食後のケア習慣についてアンケートを取ったところ、以下のような結果が出ました。

 

「昼食後に歯のケアをしている」と答えた割合

男性:61.6%

女性:70.4%

 

男性より女性の方が10%弱「している」と答えた人が多く、意識の高さがうかがえます。

 

 

オーラルケアグッズの使用状況

 

さらにアンケートではオーラルケアグッズの使用状況に触れています。

 

  • 歯ブラシ
  • マウスウォッシュ
  • キシリトール入りガム
  • フロス・歯間ブラシ
  • 特に使用していない

 

5項目にわけてアンケートを取ったところ、歯ブラシとマウスウォッシュで女性の方が約1割使用している割合が多いという結果が出ました。

 

その他についてもキシリトールガムは男女間の差がなかったものの、健康で清潔な口腔を維持することに対する女性の関心の強さを示す結果といえるでしょう。

年代別

年代別にデータを見ていくともっともケア意識の高いのが20代女性でした。「昼食後に毎回歯を磨く」と答えた割合も34.4%と高くなっています。そして、もっともオーラルケアに対する意識の低かったのが40歳男性です。

 

  • 40代男性と20代女性の比較

・毎回必ずしている:31.6%(34.4%)

・ほとんど(週4~6回)している:5.3%(12.5%)

・週1~3回している:5.3%(13.8%)

・昼食後に歯磨きしない:57.9%(34.4%)

※()内は、20代女性の回答結果

 

 

歯を磨かないと虫歯・歯周病・口臭の原因になりえます。それだけでなく、歯を失うリスクや脳血管疾患・心臓病など全身疾患のリスクも高めるのです。

これを機に、生活のリズムや健康への意識を見直しましょう。

歯ブラシを交換しないと…

歯ブラシの交換はどうしていますか?もしかすると交換せずにそのまま使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ブラッシングは虫歯・歯周病予防の観点からも必要とされています。交換の目安やそのまま使ったらどうなるかについて書いていきますので、歯ブラシ選びの参考にしてみてください。

 

 

交換の目安は?

歯ブラシの交換目安は1ヶ月に1本、年間換算で12本です。ただし、毛が大きく開いたら歯垢除去率が落ちるのですぐに交換しましょう。

 

1ヶ月が望ましい理由

1ヶ月が望ましい理由は、以下の2つです。

・ブラシの機能

・衛生面

 

歯ブラシの毛は1ヶ月程度で弾力性が落ちてきます。当然ながら毛先が開いていなくても歯垢除去率が落ち、歯垢が口の中に残りやすくなるのです。また、口の中は細菌だらけ。どんなによく磨く人でも、500~700種類、1000~2000億個の細菌がいます。また、使用済みの歯ブラシの毛先に付着する細菌は最大で1億個以上です。原因菌がいるから病気になるわけではないものの、できるだけ清潔にしておくにこしたことはないでしょう。

 

 

歯垢除去率

毛先の開き具合により、歯垢除去率も大きく変わります。

 

・新しい歯ブラシ:100%

・毛先が少し開いた場合:約8割

・毛先が開いた場合:約6割

 

参考:https://faq.lion.co.jp/faq_detail.html?id=17795

 

このことからも1ヶ月に1回を目安に歯ブラシを交換したほうがいい理由もわかるでしょう。

 

 

歯ブラシを交換しなかったら

では歯ブラシを長期間使い続けたらどうなる可能性があるのでしょうか。東京都保健医療局では、このように書かれています。

1.汚れが落ちにくくなる

2.歯肉を傷つける可能性がある

3.汚れや細菌が付着しやすい

 

参考

東京都保健医療局

https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/hokeniryo/050822hp

 

 

忘れないために

それでも忙しい日々を過ごす中で交換を忘れてしまうこともあるかもしれません。交換忘れについてはいくつか対策があります。

 

・定期的に状態をチェックする

・手帳、カレンダーに交換日を書く

・歯ブラシに使用開始日を書く

・予備を用意しておく

 

対策を立てて適切なタイミングで交換するようにしましょう。

歯ブラシの使用期限

歯・口腔のケアをする際、多くの人が使用するグッズが歯ブラシ。しかし、意外と知られていないことが多くあるのも確かです。そこで知っておくと役に立つ歯ブラシの雑学を紹介します。

 

 

歯ブラシの寿命は?

歯ブラシには特に使用期限が明記されていません。そのため、半永久的に使用できると思われがちです。

しかし、柄の部分に使われるプラスチック素材は経年劣化する可能性があります。予備を用意するにしても、1ヶ月で交換すると仮定して12本にとどめておくといいでしょう。

歯ブラシ交換の頻度は?

歯ブラシ交換の間隔について、下記の5項目にわけて10~40代の男女にアンケートを取りました。

 

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000138834.html

 

全体のアンケート結果は、下記のとおりでした。

 

  • 1か月:28.0%
  • 2~3か月:42.8%
  • 半年:13.5%
  • 1年:5.9%
  • 1年以上:9.9%

 

メーカーが推奨する交換頻度は1か月に1本ですが、3割弱が1か月に1回は変えているという結果が出ました。その一方で、半年以上使っている人も3割弱いるというのは驚きの結果です。どんなに毛先が広がっていないように見えても、細菌は歯ブラシに付着しています。もしも2~3か月以上同じ歯ブラシを使っている人がいたら、交換頻度の見直しをしましょう。

 

 

ヘッドのサイズ

毛がついているヘッドは大きめのものから小さめのものまでさまざまあります。ヘッドについては口の形状を見て選びましょう。

小さい口の人が大きいヘッドの歯ブラシを使うと、隅々まで磨くことが難しくなります。逆に口の大きい人が小さいヘッドのものを使うと時間がかかるでしょう。また、磨き残しが出やすくなり、虫歯・歯周病などのリスクが高まります。

各自に合った歯ブラシ選びを心がけましょう。

 

 

それでは!

あなたの歯がずっと健康でいられますように。

 

 

PS.

歯ブラシを選ぶ際、参考にするといいのが歯科衛生士の意見です。歯ブラシはさまざまな種類が発売されており、つい目についたものを選んでしまう人がいます。選んだものが合っていればいいですが、口に合っていなければ、口腔疾患のリスクも上がります。

 

 

リスクを下げるためにも歯科検診を有効活用しましょう。

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