その歯の違和感、見逃さないで!痛みの原因と対処法
こんにちは
春山です
今年のゴールデンウィークももうすぐですね。痛みなどなく健康な歯でいられるのがいいですね。
しかし痛みは突然やってくるもの。そこで今回は、歯が痛くなる原因とその特徴について書いていきます。
目次
歯が痛くなる原因とその特徴
【虫歯】
虫歯というのは原因菌によって歯が溶かされた状態です。表面だけが溶けている「初期虫歯」であれば自覚症状もほとんどありません。しかし、象牙質や神経にまで広がると下記のような症状が出ます。
- 歯のザラつき
- 冷たいもの・温かいものがしみる
- ズキズキと痛む
- 急に激痛がする
- 歯ぐきから膿が出る
- 顔が腫れる など
虫歯が進行すると、生活に支障を来たすこともあるので注意してください。
【歯根のヒビ・歯の割れ】
歯が割れる原因としては、下記のような原因が考えられます。
- 歯ぎしり・食いしばり
- 硬いものやガムを噛む習慣
- 転倒などの外傷
- 詰め物・被せ物の不具合 など
歯根にヒビが入りやすい理由は、
・神経を取って長く経つ
・歯槽骨との癒着 など
歯根のヒビ・割れは見た目だけではわかりにくく、ヒビも自覚症状はほとんどありません。そのため、気づいたときには重症化していることがよくあります。
【歯ぎしり・食いしばり】
歯ぎしり・食いしばりによって起こる歯ぐきや歯槽骨の損傷です。就寝中に無意識で歯ぎしり・食いしばりした場合、夜に突然痛みが現れます。
【歯周病】
最後に歯周病です。歯周病とは病原菌によって歯肉(歯ぐき)に炎症が起こります。それが進行することで歯を支える骨が溶けていく病気です。
症状としては主に4つ。
- 歯磨きの際に出血
- 歯ぐきが下がる
- 口臭が気になる
- 歯がグラグラする など
気づいたときには症状が進んでいることが多いので、定期的に状態を確認してケアを怠らないようにしましょう。
歯が痛い…でも今すぐ歯医者に行けない時の応急処置
歯は昼夜問わず24時間突然痛みます。痛みがひどくなって仕事が手につかなくなった日常生活がままならなかった…などの経験をした人も多いのではないでしょうか。
当院は基本的には年中無休で午前は朝8時から午後は18時30分まで治療対応しています。ですので、一番いいのはすぐに来院して治療を受けることです。しかし、夜間・深夜帯もしくは遠方にお出かけ中などすぐの来院が難しいこともあるでしょう。そんな場合に役立つ自宅でできる応急処置をいくつか紹介します。参考にしていただけると幸いです。
-
詰まった食べカスを取る
歯が痛いときは食べカスが刺激になっていることがあります。特に食後に痛みがあるようであれば、痛みのある歯間(歯と歯、歯と歯ぐき)に食べカスが詰まっていないかどうかをチェックしてみてください。
また歯ぐきが痛い時は歯垢から出た細菌によって炎症を引き起こしている可能性があります。柔らかめの歯ブラシを使ってやさしく磨くようにしましょう。
-
市販の痛み止め薬を飲む
鎮痛効果や解熱効果が表記されている市販薬は一時的に痛みを緩和する効果があります。たとえばロキソニンやバファリンが代表的ですね。また、痛みの原因が歯にあるとわかっていれば、該当箇所に正露丸を適量詰めることも有効とされています。
これは主成分の日局木クレオソートが歯の鎮痛鎮静や根管治療時の消毒で使われるためです。
参考
http://www.seirogan.co.jp/products/seirogan/truth/trouble.html
http://www.bufferin.net/
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/loxonin-s/
-
塩水でのうがい
塩水には細菌を減らす効果があります。常温の水グラス1杯にスプーン半分くらいの塩を混ぜるのが目安です。口の中全体をゆすいでください。うがい薬のイソジンも有効です。
-
痛い部分を冷やす
冷やすことで過敏になっている神経が落ち着き、痛みを和らげる効果があります。濡らしたタオルや冷却シートで頬の上から冷やしてください。その際、氷のうや保冷剤などで急激に冷やしたり氷を口に含んで直接冷やしたりしないよう注意しましょう。
ちなみに手には痛みを和らげるツボが2つあります。
・合谷
・歯痛点
合谷は親指と人差し指の付け根の間真ん中にあります。歯痛点は手のひらの中指と薬指の付け根の間です。歯の痛みを感じた時は試してみてください。
ただし、歯の痛みを防ぐのは普段のしっかりとしたケアが基本です定期的なケアは怠らないようにしましょう。
やってない?歯が痛い時に絶対NGな行動4選
歯が痛い時にやってしまうと逆効果になる行為があります。痛みを感じた際についやってしまった人もいるかもしれませんね。
これから書くことは間違った処置です。決してしないよう注意してくださいね。
【痛い部分に強く触れる】
「歯が痛む時は食べカスが刺激になっていることがある」と書きました。
確かに歯間にたまった食べカスや歯垢を歯ブラシで取り除くのは有効です。しかし、歯ブラシでゴシゴシ磨くのはNGです。刺激を与えないように優しく磨きましょう。
また、指で直接触るのは手についている菌が患部に入ることで痛みを悪化させることがあります。爪楊枝を使って食べカスをほじくり出すのも刺激を与えるのでやめてください。
【飲酒・喫煙】
飲酒は一時的に神経中枢が麻痺するため、痛みを忘れられます。しかし、血流が良くなるのでその後に痛みが強くなります。その他、ジュースや炭酸飲料も強い刺激があるので控えたほうがいいでしょう。喫煙は歯や歯ぐきを刺激する成分が含まれています。治療を行っても治りが悪く、結果として痛みが長期化するので絶対に避けてください。
【入浴・激しい運動】
入浴や激しい運動は血行促進や体温の上昇を招きます。どうしてもお風呂に入りたいのであればシャワーで済ませるようにしましょう。運動習慣がある人も軽い運動にとどめて安静に過ごしてください。
【痛みがなくなっても放置しないで】
虫歯をそのままにしていると、神経を刺激することでズキズキ痛むなどの症状が出ます。さらに放置すると細菌によって神経が死んで痛みがなくなってしまいます。そのため治ったと思う人が多いのは確かです。
しかし、菌が歯の根っこを通り抜けて膿がたまってしまうと、全身に悪影響が出る可能性も考えられます。自己判断で放置するのではなく、歯の痛みを感じた時点で治療を開始してください。
それでは!
あなたの歯がずっと健康でいられますように。
PS.
痛みを感じた時点で症状は進行しています。少しでも早い治療がおすすめです。また、現状で痛みがなくても定期検診を受けて現状を把握しておくといいでしょう。早期発見できれば来院回数や治療費も少なくてすみます。さらに、ケア用品の相談も可能です。不明点があれば遠慮せずご質問ください。
「定期検診・治療の予約をしたい」
「ケア用品の相談をしたい」
と思ったら、ご予約のお電話をどうぞ。
電話に出たスタッフに「定期検診・治療の予約をしたい」「ケア用品の相談をしたい」などのようにお伝えいただき、来院日時を決めましょう!
↓ご予約電話番号はコチラ
03-5985-4183