マスクと顎関節症

新型コロナウイルス感染者の
影響が続いています。

特に建物内では
マスクの着用を
お願いされることが多く、
ストレスも多くなりがちです。

そんな中
顎(がく)関節症という
症状が増加傾向にあります。

「顎」というのは
「あご」のことです。

もともと
顎は筋肉・関節・神経が
集中している部位で、
複雑に入り組んでいます。

顎関節症というのは
関節や周辺の筋肉などが
動きにくいもしくは痛くなる
症状のことです。

このような症状が出ます。

●口が開きにくい
●開閉がスムーズでない
●開閉時に異音がする
●食事や会話時にだるさがある
●咬んだ時に違和感や痛みがある

上記の症状がひとつでもあれば
顎関節症かもしれません。

※症状には個人差があります。

さて、
原因としては
食いしばりや歯ぎしりがあります。

これらの行動は、
ストレスが主原因です。

特に最近は
テレワークでPCやスマホの画面を
見る時間が増えたという人も
多いでしょう。

そうした習慣が
顎関節症につながっています。

では、
どうやってケアすれば
いいのでしょうか。

基本的には、
同じ姿勢を取らないこと。

パソコンやスマホに
向かっている時は、
要注意です。

キリが良いところで
ストレッチをするなどして
リラックスしましょう。

また、
猫背になると頬づえを
ついてしまうことが多いので、
猫背になったら背筋を伸ばす。

うつ伏せで寝るのは止めること
を心がけるだけでも違います。

咬筋(こうきん:あごの付け根付近)や
側頭筋(こめかみあたり)を
1日2回、15秒マッサージすると
血流が良くなるので
おすすめです。

その他、
「口を大きく7秒程度開けたら閉じる」
を数回繰り返すのも効果的なので
無理のない範囲で
やってみてください。

まだまだマスクが
手放せないからこそ、
気をつけていきましょう。

それでは!

あなたの歯が
ずっと健康でいられますように。

PS.
マスク生活が続くことで
会話が減っている現在、
口を動かす機会も減っています。

そのことで
こうした疾患に気づく機会も
少ないのが現状です。

副症状には
目の疲れや涙が出る、
めまいや耳鳴り、
頭痛などがあります。

これらに加えて
痛みや違和感があったら、
迷わず診断を受けましょう。

他にも
定期検診で気づくことが
あります。

歯科を有効活用しましょう。

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