フッ素利用のすすめ

毎日の歯磨きを
しっかり行うことが
虫歯予防につながるのは
いうまでもありません。

それと同時に大切なことが
フッ素入りの歯磨き剤や
洗口剤を使ったブラッシングと
うがいです。

フッ素といえば
「毒性がある」という
イメージを持つ人も
多いかもしれませんね。

過剰摂取すると
危険なのは確かです。

歯磨き剤や洗口剤に
配合されている原料は
厳密には
「フッ化ナトリウム」
といいます。

これは
フッ素とナトリウムが
くっついたものなので、
物質としては
安定したものです。

どれくらいの容量で
中毒症状が起こるのかというと、
6歳の子供(体重20kg)であれば
歯磨き剤のチューブ約1.7本分、
大人であれば同じく約5本分(※)を
一度に飲み込んだ場合。

※フッ化物:950ppm 容量:60gの場合

誤飲したとしても、
それだけの量を
一気に飲み込むことは
考えにくいでしょう。

常識の範囲内で
使用している限り
中毒症状は起こらないので、
安心してお使いください。

歯磨き剤や洗口剤に
含まれるフッ素は、
3つの働きがあります。

●エナメル質の修復促進
●エナメル質の強化
●細菌の働きを抑える

このときに必要なのが、
フッ素を口の中に
できるだけ長く留めること。

何度もすすぐと
せっかく入れたフッ素が
外に出てしまいます。

歯磨き後は少量の水で
軽くブクブクする程度に留め、
歯磨き後2時間程度は
飲食を控えてください。

もうひとつ、
うがいは就寝前の
歯磨き後に行うことです。

就寝中は
唾液が少なくなるので、
細菌も繁殖しやすくなります。

歯みがきの徹底は
虫歯の予防はもちろんのこと、
歯周病の予防にも有効です。

セルフケアと定期検診で、
虫歯・歯周病を
防いでいきましょう。

それでは!

あなたの歯が
ずっと健康でいられますように。

PS,
虫歯を作らないためには、
口内を中性に保つことが
必要です。

口の中で1日に何回も
繰り返しているのが、
脱灰~再石灰化。

再石灰化しにくい
状態が続くと、
初期虫歯~虫歯になります。

初期虫歯のうちに
再石灰化しやすい状態を
作れば修復できるものの、
修復にかかるのは半年~1年程度。

初期虫歯は
わかりにくいので、
歯科での定期検診が不可欠です。

コロナ禍の今だからこそ、
定期検診を行って
日常のケアを見直すのは
いかがでしょうか。

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と思ったら、
ご予約のお電話をどうぞ。