食道がんと歯周病

最新の研究では、
「食道がん」と「歯周病」に
関係あることがわかっています。

食道がんというのは
消化器がんのひとつで…

国立がん研究センターが発表する
最新がん統計(2021年予測)では、
男性では前立腺、胃、大腸、肺、
肝臓、脾臓についで7番目に多いと
言われています。

さて、
東京医科歯科大学大学院の
研究グループが検査を行いました。

それは、
同大附属病院の食道がん患者さん61人と
それ以外の患者さん62名の
口腔検査を行ったところ
次の点で有意的な差が
見られたことがわかりました。

●歯周ポケットの深さ(平均)
●歯ぐきからの平均出血率
●歯周病菌の検出

まず歯周ポケットですが、
食道がん患者の平均が2.7ミリで
がんでない患者の平均は2.1ミリでした。

次に歯ぐきからの平均出血率は
それぞれ17%と6%で、
約2.8倍の差がありました。

最後に
唾液と歯ぐきの下にある
歯垢を採取して、見つかった
7種類の細菌を計測。

その結果、
食道がん患者からは
“歯周病菌が大量”に
見つかったのです。

特に多かったのが、
アグリゲイティバクター・
アクチノミセテムコミタンス(A.a)菌。

食道がん患者では16人から
検出されたのに対して、
がんでない患者から検出したのは
1人だけでした。

発症リスクは5.77倍もあり、
歯周病菌(特にA.a菌)が
食道がんの危険因子となりうると
発表されました。

この菌は特に悪性度が高く、
歯周ポケット内部に入ると
急速に増加しやすい菌です。

ていねいに磨いても
歯周病が進行しやすくなり、
この菌が口内にいる患者さんのうち
約15%の人が重度に移行します。

共通する対策としては、
お酒の飲み過ぎと
受動喫煙を含む喫煙に
注意することです。

特に
タバコは歯ぐきの血流が
悪くなるので、
なかなか治りにくいことが
わかっています。

また、
お酒を飲むと歯磨きをしないまま
寝てしまう人が多くいます。

磨き忘れは
虫歯や歯周病の原因に
なりえます。

特にワインや日本酒などの
醸造酒は糖質が多いので、
注意が必要です。

それでは!

あなたの歯が
ずっと健康でいられますように。

PS,
A.a菌は歯周病だけでなく、
食道がんの原因にもなりえます。

そのため、
この菌が見つかった場合は
できるだけ菌を取り除いて
口内をきれいにすることが必要です。

重度もしくは治りにくい
患者さんであれば、
抗菌療法といって
飲み薬の投与や
歯と歯ぐきの間に塗布する
方法で行います。

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