虫歯や歯周病は感染症です。

そう言われても
ピンとこない人が
ほとんどでしょう。

歯科の研究では
1950~60年代に無菌動物には
虫歯が発生しないことがわかり、

さらに研究が進んだ現在では
細菌感染症であることが
わかっています。

生まれたばかりの乳児には
歯がないので、
虫歯菌は出てきません。

では、いつ頃から
感染がはじまるのかというと、
歯が生えはじめる
生後6ヶ月前後です。

特に
1歳半~2歳半までの時期は
感染しやすいと
言われています。

ちなみに
2歳までに感染しなかった子供で、
4歳時の虫歯の本数は平均で0.3本。

それに対して、
2歳までに感染した子供が
4歳になった時の虫歯は平均5本。

その差は約17倍です。

虫歯の原因菌となる細菌は
ミュータンス菌。

この
ミュータンス菌は口に入ります。

例えば、
恋人やまだ小さい子供などに
愛情表現で行う「キス」も
原因のひとつです。

その他にも
家の中にあるコップやお茶碗、
お箸・スプーンなども
原因になりえます。

また、
小さい時によく見られる
大人が噛んだものを口移しする
行為も原因です。

ただ、
「菌の感染=虫歯になる」
というわけではありません。

人間の口の中に存在する菌は
虫歯菌だけでなく
善玉菌・悪玉菌など
さまざまあり、
その種類は約700種類ほど。

ケア不足や体調不良などで
口内細菌のバランスが崩れない限り、
虫歯になる可能性は低いのです。

また、
その人の体質によっても
虫歯のなりやすさが変わります。

その代表的なものが唾液。

唾液には
酸性に傾いた際、
口腔内を中和する作用があります。

サラサラした唾液であれば
食べカスを流してくれるので、
より虫歯になりにくくなるでしょう。

唾液の分泌を良くするには、
口の中を乾燥させないことです。

ただし、
虫歯菌は糖質を好むので
ジュースではなく
麦茶やミネラルウォーターを
飲むようにしましょう。

それでは!

あなたの歯が
ずっと健康でいられますように。

PS,
虫歯・歯周病菌に
感染する理由は、
大人と子供でも
変わりません。

感染予防法や
気をつけるべきポイントも
実はあまり変わりません。

日々こまめに歯磨きをすること、
フロスや歯間ブラシを使って
汚れを落とす。

フッ素入りの歯磨き粉を使う。

これらのケアを通して
口内を清潔にすること、

定期的なデンタルェックが
大切です。

コロナ禍だからこそ、
歯を大事にしましょう。

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