神経の治療のお話し
皆様こんにちは😊
コロナの影響で、世界でも日本でも悲しいニュースが報道され続けていますね
自分や周りの人たちを守るためにも、出来ることは限られてはいますが、感染予防に務めていきたいと思います。
今回は、神経の治療についてお話しさせていただきます✨
“神経の治療”ときいて、なにか思い浮かぶことはありますか。
どんな時に行う治療なのか、どういった手順ですすめていくのか、ご紹介させていただきたいと思います。
1️⃣歯がどういう状況のときに行うのか
神経を抜く治療が必要かどうかは、虫歯がどの程度進行しているかで判断していきます。
虫歯の進行は、C1~C4で示されます。
⏺️C1…エナメル質う蝕
歯の表面のみ虫歯になっている状態で痛み はない。
⏺️C2…象牙質う蝕
エナメル質を通りすぎ、その下の象牙質が 虫歯になっている
甘いもの、冷たいものがしみる。
⏺️C3…歯髄の仮性露出
(歯髄とは‥歯の内部の歯髄腔とよばれると ころで、神経・血管が含まれている)
ここまでくると、象牙質も通りすぎ虫歯菌 は歯髄にまで到達しています。
歯髄は炎症をおこし、なにもしなくてもズ キズキと痛みます。
⏺️C4…残根
痛みは全く感じない。
歯を残すことは困難な状態。
神経をとる治療は、C3の虫歯のときに行います。
2️⃣神経の治療の手順
1‥虫歯を削り歯髄を露出させます
歯髄がでてきたら、“ファイル”と呼ばれる器具で除去していきます。
“ファイル”とは、針の先端に細かい切り込みのようなものが入っていて、上下に動かし、神経を掻き出すことのできる器具になります。
2‥根管内の神経を除去
歯髄腔には、髄質(上の方)と根管(下の根元の方)にわかれています。
髄質の神経を取り除くのは容易ですが、根管は細く、曲がっていたり・枝分かれしていたりで、難易度があがります。
3‥根管拡大
根管内の神経を取り除きながら、細く、曲がりくねったいくつかの根管を1本の太い根管にまとめていきます。
ファイルは細いものから少しずつ、太いものへと変えていき、根管の壁を削りながらすすめていきます。
4‥根管充填
根管を拡大したら内部を洗浄後、くすり(ガッチャパータポイント)を詰めていきます。
この1~4の作業を“根管治療”とよびます‼️
神経は抜いたあと、歯の内部をきれいにして無菌化することが大切になってきます。
この“根管治療”がおわるまで、3~5回ほどの治療回数がかかります😲
とてもとても根気のいる、細かい治療になります(^^)/
神経が残せる小さな虫歯のうちに、治療に来ていただくのが一番❇️です。
そのためには定期検診にいきましょう。
何か気になることがおありでしたら、ぜひハルデンタルクリニックにお越しくださいませ(^^)/
横山