歯周病が全身の病気に悪影響するって本当?
歯茎の腫れと歯がしみるようになり歯医者さんに行ったところ、「歯周病ですね」と言われてから2か月が過ぎました。
まさか歯がしみるようになった原因までが歯周病が関係していたとは…
歯医者さんが大の苦手な私にとって、毎週治療やクリーニングに通うことはとても辛いことです。
出来れば一日も早く「これで終了です」と言ってほしいが、おそらく終了になることは難しいでしょう。
深さが5 mmの歯周ポケット1か所だけが歯茎の引き締まるのが遅く、思ったよりも時間がかかってしまいました。
簡単なクリーニングで歯石除去が出来るなら辛さも軽減できるのですが、奥が深い歯周ポケットに入り込んでしまった歯石は、スケーラーという器具を使い除去するので痛みを伴うこともあり、治療後はドッと疲れが出ます。
こんなに辛い思いをするなら、定期検診に行っていれば良かったと日々後悔の連続。
歯周病が全身の様々な病気と関係する!
歯周病をテーマにした番組があり観ていたら、歯周病は歯茎や歯を支えている骨などの組織に炎症がおこる病気だけではないと言っていました。
なんと、心筋梗塞や糖尿病などにも関係するそうです。
歯周病とは、初期:歯茎の腫れ・出血から始まり、歯茎の退縮や隙間、後期:歯茎から膿、歯を支える骨が溶けて歯が抜け落ちることと思っていたので聞いた時にはビックリ。
なんだか怖くなり調べてみたら次のようなことが書いてありました。
関連性のある疾患、「誤嚥性(ごえん)性肺炎」、「肥満・糖尿病」、「心筋梗塞」、「早産・低体重児出産」
「誤嚥性肺炎」
口から食道へと入っていくはずの飲食物が誤って気管支に入ってしまうことですが、歯周病菌をふくむ唾液が気管支から肺に入ると、肺炎を引き起こす。
歯周病菌が増殖し、死に結び付いてしまう。
免疫機能が低下する高齢の方に多いようですから注意が必要ですよね。
「糖尿病」
リポ多糖(歯周病菌が出す毒素)が、歯肉の炎症部分から血液中に入り込むことで肥満に結び付く。
歯周病があると糖尿病のリスクが高まり、血糖値のコントロールが難しくなる。歯周病菌はインスリンの働きを低下させる。
歯周病菌は糖分が大好物みたいですから、糖分の摂りすぎには気を付けなくちゃ。
「心筋梗塞」
歯周病菌は歯肉から血管を通って心臓にも移動し、血管壁に炎症を起こします。炎症部分が動脈硬化を起こし、狭心症や心筋梗塞の引き金となる。
「早産・低体重児出産」
歯周病を持つ妊婦さんは、早期低体重児出産のリスクは歯周病を持たない妊婦の2.83倍にもなり、早産では2.27倍、低体重児出産リスクでは4.03倍。
女性は歯周病にならないように丁寧なブラッシングを心掛けましょうね。
歯が抜け落ちることだけは避けたいから、丁寧なブラッシングと治療をしっかり頑張ろうと思ってきましたが、歯周病が要因となる疾患を知ってしまうと少し不安が出てきます。
歯周病は静止期と活動期を繰り返しながら症状が進行していく病気。
国民の8割が罹っているといわれる歯周病、もっと早く自己チェックすれば良かったかな。
歯周病の自覚症状をチェック!
食べ物が歯のあいだにはさまる
冷たい飲み物や冷たい空気がしみる
歯肉が腫れている、歯肉がピンク色ではなく赤黒い
口臭がする
歯磨きのときに出血する
歯肉がブヨブヨして、押すと血や膿が出る
歯が長くなったような気がする
喫煙者である
朝起きたとき、口の中がネバつく
自己チェックでいくつか該当する症状がありましたか?
一度、歯科検診を受けてみてはいかがでしょう。