虫歯予防のための日常生活のポイント

虫歯を予防するための日常生活のポイントを、以下にご紹介します。主なポイントは、3つあります。1つ目は、食べる回数、です。これは、通常の食事と間食を合わせた1日当りの食べる回数を指します。この回数が少ないほど、虫歯のリスクは下がります。なぜなら、食べる回数が多いと、口の中で歯が脱灰しやすくなる時間が長くなるからです。例えば、甘いお菓子を、少しずつ数時間おきに食べる人と、昼食や夕食の後にだけ食べる人では、数時間おきの人の方が虫歯のリスクは高くなります。食べる量は余り関係ありません。食べる回数が多いと虫歯になりやすくなるのです。従って、虫歯を予防するためには、間食の回数を減らすことが大変効果的です。2つ目は、就寝前の歯磨き、です。通常、就寝中は唾液の分泌量が減ります。そして、唾液が少なくなると、口の中の細菌は繁殖しやすい状態になります。従って、寝る前に歯を磨くことは、虫歯を予防する上で非常に大切です。3つ目は、良く噛むこと、です。一般に、唾液の分泌を促すことで、プラーク形成を妨げることができます。すなわち、食事の際、ものを良く噛んで十分に唾液を分泌することは、虫歯予防に効果的なのです。なお、柔らかい食べ物の場合、どうしても噛む回数は少なくなってしまうので、野菜や海藻類などの噛みごたえのある食べ物の多い食事を心掛けるようにしましょう。