歯周病の原因やチェック方法について

歯周病は、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの大きな病気とも密接に関係しているようです。例えば、歯周病の人は、歯周病でない人に比べて、動脈疾患になるリスクが5倍以上になる、と言われています。このように怖い歯周病の原因は何か、ご存知ですか。それは、歯周病菌です。歯周病菌は、歯と歯茎の間の溝にあるプラーク(歯垢)の中に潜んでいます。まず、プラークが溜まると、歯周病菌も増え、歯肉炎を起こします。そして、歯肉炎が進行すると、やがてプラークは硬い歯石に変化して、歯周病菌はさらに増殖します。最終的には、歯を支える歯槽骨がなくなって、歯が抜け落ちることもあります。このように、歯周病を放っておくと、大変なことになるのです。では、歯周病のチェック方法について、以下に説明します。まず、自分で出来るチェック方法です。次のA~Eのうち、自分に当て嵌まる症状がないかどうか、チェックしましょう。A:少し触っただけでも歯茎から出血する。B:歯茎が腫れている。C:口の中がねばねばする。D:歯が長くなった様な感じがする。E:歯が動くため物が食べ難い。歯周病が進むに連れて、AからEの症状が現れて来ます。従って、これらの症状のどれかに該当する人は、急いで歯医者さんに行って、調べてもらった方が良いでしょう。なぜなら、自分の歯周病の状態を正しく知る上で、歯科医院における諸検査(歯周ポケット等の計測、歯周病菌の悪性度の検査、など)が不可欠だからです。