近頃の子供の歯並び
最近、子供が生まれました。初めての子供なのでそれはそれはかわいいです。子育ては大変ですが、ぐずって泣いている顔もかわいいもんです。近頃の子供たちのお口の中の様子も私の小さいころと比べ、随分と変わり始めているようです。
私は実は矯正をしていました。大人になってからです。自分の歯並びの悪さを少しだけ気にはしていましたが、費用が高いのと同時に八重歯であったので少し気に入っていることもあり、親に強くいったこともなかったのです。大人になってから歯並びが悪いために将来自分の歯が心配になり歯科の先生に相談して矯正をすることになったのです。
私の歯並びといえば八重歯とその他も全体的にガタガタしたかんじでした。矯正をするにあたりまずは歯を4本抜きました。小臼歯上下左右です。私は顎が小さく、その上歯一本一本が大きいために歯が生えれるスペースが足りなくて結局歯がガタガタになっていたので、今のままで矯正のワイヤーを通してもきれいに並ぶのは並ぶが、前突、つまり出っ歯になってしまったり、後戻りも考えて抜歯が必要だったのです。
きれいな歯並びといえば見た目がきれいにビシッと揃っていればいいように思いますが、噛み合わせもとても大事です。きれいに並んでいても噛み合わせが合っていなければ後々顎に負担がかかったり、歯自体にも負担がかかったりします。噛み合わせの悪さというのは非常に口の中の環境にとって問題ということです。
先ほど述べましたが最近の子供たちのお口の様子が変わったとありましたが、どういうことかというとどんどん顎が小さくなってきているのと、歯の数が足りない子供たちが増えてきているのです。確かに最近お顔の小さい子供たちをよくみかけます。もしかしたらこれからの進化の過程で歯が必要でなくなってくるのかどうか、わかりませんが本数の少ないお子さんが多いのと同時に私のように顎が小さいけれど歯自体は大きくこのままだと将来的に歯がガタガタになってしまうだろうと診断されるお子さんもいます。
矯正に抵抗があったり費用が自費になってしまうためにあまりされない親御さんもいます。もう少し大きくなってから。。という考えもあります。それはそれでいいと思います。ただ、今の小児矯正というのは顎にアプローチするものがほとんどです。成長ホルモンがでている年齢までに個人に合った装置で個人に合ったところまで顎を広げて永久歯が生えるようにスペースづくりをするためです。当然顔の形が変わることはありません。
これは成長ホルモンがでている中学生前位の子供たちしかできません。その為に私は歯を抜いて矯正したのです。この小児矯正が私の小さい頃もあれば、、もしかしたら歯をぬかずにいれたかもしれません。あるいは矯正すら必要でなかったかもしれないのです。