歯がなくなると…。
明日11月8日は、11(いい)と8(歯)の語呂合わせでいい歯の日。
8日~14日までは、いい歯の週間です。
さて、2018年に8020推進財団が全国2,345の歯科医院を対象に実施した調査に全国抜歯原因調査があります。
それによると、日本人が歯を失う原因の37.1%が歯周病で、29.2%が虫歯でした。
年齢別に見ると、20代~40代では虫歯がもっとも多く、50代以降は歯周病の割合が多くなってきます。
全体的には奥歯から歯が取れていく傾向にあります。
奥歯が抜けると、その前方の歯は噛み合わせを支えきれなくなるため、順番に抜けていく悪循環になるわけです。
これまでの研究で、以下のような歯を喪失するリスクが高いことがわかっています。
●クラウンを装着している歯
クラウンは「冠」ともいい、歯を大きく削った際に使われる被せものです。
この治療をしたからと言って歯が失われるわけではありません。
クラウンは神経を取った無髄歯や歯根に病変がある場合によく使われます。
こういった歯はかなりのダメージを受けているため、抜けやすいといえるでしょう。
このような状態になる前にしっかりと治療すること、定期検診で状態を把握することが大切です。
●ブリッジ・部分義歯周辺の歯部分義歯にある金属のバネ(クラスプ)がかかる歯には、プラークがたまりやすい傾向にあります。
そのため、かかっていない歯より約2倍虫歯になりやすいというデータがあります。
また、ブリッジを使っていると被せものが合ってない、歯磨きが難しいため、歯を失いやすいようです。
ブリッジの合併症では、支台歯の神経が死んでしまうケースがもっとも多く、その次に虫歯が多いという結果が出ています。
部分義歯は、1日1回しっかりクリーニングしてください。
その際に、部分義歯をしている部分をしっかりと磨きましょう。
ブリッジは磨きにくいので、定期検診でのチェックが必要不可欠です。
●未処置の虫歯
●歯周疾患にかかっている歯
上記のような状態になった場合、虫歯や歯周疾患が自然に治ることはありません。
すぐに治療を開始しましょう
それでは!
あなたの歯がずっと健康でいられますように。
PS,
新型コロナウイルスで最初の緊急事態宣言が出てもう2年半。
特に第1波・第2波では、歯科医院でも多くの方が診療控えをしていました。
その結果、多くの方に口腔状態の悪化が見られました。
一度悪くなった口腔状態を元に戻すためには、定期検診とセルフケアが大切です。
定期検診で口腔状態の確認と必要であれば治療を行い、歯磨きの指導を受けましょう。
ケア用品の相談も承っているので、積極的に活用しましょう。
「定期検診・治療の予約をしたい」
「ケア用品の相談をしたい」
と思ったら、ご予約のお電話をどうぞ。
電話に出たスタッフに
「定期検診・治療の予約を希望」
「ケア用品の相談を希望」
などのようにお伝えいただき、来院日時を決めましょう!